めぐたまキットパスミラーギャラリーVol.21 ヴィヴィアン佐藤さんの「花火―K.Yに捧ぐ」(2018年7月30日〜)
めぐたまキットパスミラーギャラリーVol.21 ヴィヴィアン佐藤さんの「花火―K.Yに捧ぐ」(2018年7月30日〜)

写真集食堂「めぐたま」の「めぐたまキットパスプロジェクト」ミラーギャラリー第21弾は、ヴィヴィアン佐藤さんの「花火―K.Yに捧ぐ」
ヴィヴィアン佐藤さんは、美術家、非建築家、ドラァグクイーンなどなど、ジャンルを横断して活動されていますが、
キットパスで描くのは初体験。
だんだんとキットパスの特長を掴み、最後は、ヴィヴィアンさんの世界を、K.Yさんを思いながら表現してくださいました♪
K.Yさんとは、花火をたくさん描かれた画家。
そう、山下清さんです。
ヴィヴィアン佐藤さんには、作品を描きながら、アートに対するお考えをいろいろお聞きしましたが、
「非建築」「ドラァグ」など、あまりなじみのない言葉がたくさん出てきたので、
さらに突っ込んで伺いました。
今回、特別に、この作品ギャラリーによせて、
ヴィヴィアンさんのお考えになっていることを凝縮して語って下さいました。
ここまでまとめてくださったのは、なかなかないそうです。
ぜひお読みになって、ヴィヴィアンさんの世界をのぞいてみてくださいね!!
夏真っ盛り〜秋にかけて、季節が変わるまでお楽しみいただけます!
ぜひぜひめぐたまにいらしてくださいね-☆

ヴィヴィアン佐藤さん、ありがとうございました
○ヴィヴィアン佐藤さんのプロフィール
美術家、文筆家、非建築家、ドラァグクイーン、プロモーター。
ジャンルを横断していき独自の見解でアート、建築、映画、都市を分析。
VANTANバンタンデザイン研究所で教鞭をもつ。
青森県アートと地域の町興しアドバイザー。尾道観光大使。
サンミュージック提携タレント。
ヴィヴィアン佐藤さんのブログ

めぐたまブログ:めぐたまキットパスプロジェクト21 「花火―K.Yに捧ぐ」 by ヴィヴィアン佐藤さん
写真集食堂 めぐたま http://megutama.com/
めぐたまキットパスプロジェクトについて詳しくはこちらのサイトをご覧ください⇒
<ライブペイントの様子>
※作品はキットパスを使って描いています。
使ったキットパス: キットパスホルダー12色、キットパスミディアム16色、キットパスクロス30(専用クリーナー)

完成しました!

◆ヴィヴィアン佐藤さんに「非建築家」とは何か についてお聞きしました。さらに詳しく知りたい方は、ぜひお読みくださいね。

・・・
非建築家(建てない建築家)、美術家、批評家、ドラァグクイーン(女装家)、ヘッドドレス作家、都市批評家など多くのジャンルで活動しております。
一見すべて異なるように思えます。しかし、すべてのジャンルにおいて、「非建築家という建てない建築家」という考え方に基づいているのです。
「建物」と「建築」を全く別のものとして捉えるのです。
人が住んだり使ったりするいわゆるシェルターのような機能を持つ「建物」と、そのバックグランドにある考えや哲学のようなものを「建築」と呼んで区別します。
必ずしも木や土、鉄やガラス、コンクリートで作られる「建物」といわれているものだけが、恒久で「建築」ではなく、ときには、もしくはいつも、その背景にある考え方や哲学のこと、「建物」という様式ではなくても「建築」そのものを表現できるのではないのかと思うのです。
「建物」が作られる順番は、まずたくさんの図面といわれる二次元のものが描かれます。その次に模型と言われる形が同じで大きさが小さなものがたくさん作られます。そして最終的にその描かれた図面と作られた模型を見ながら、「建物」というものが施工されていきます。時間的に考えると図面や模型を参考にして、最後に「建物」というものが作られるわけですから、「建物」こそが模型の模型ではないかということになります。
その場合、施工された「建物」自体が模型の模型だとすると、以前に作られた模型がその流れの中ではオリジナルだということになるのでしょうか。
このプロセスにおいて、二次元の図面と三次元の模型と、出来上がった「建物」の中で、一体どこが「オリジナル(原型)」なのでしょうか。またそれらの関係の中には全ての次元において「同じもの」であるという保証があるのでしょうか?
たとえば、美術館のある部屋やギャラリーの空間で、「○○建築展」という展覧会が行われたとします。そのときにたくさんの図面や模型、出来上がった建物の写真がその空間に置かれ、飾られることでしょう。
しかし、それは「建築」の展覧会ではなく、「建築」の代理物の展示になるのです。
どうしたら「建築」そのものを展覧会場に、再現ではなく、出現することができるのでしょうか。
「建築」を目に見えない考えや哲学だと捉えると、「建物」という様式ではなくても、もしかしたら絵画や彫刻や文章、もしかしたら音楽や光やダンス、映像という様式で「建築」そのものをその空間に建てることができるのではないでしょうか?
展示空間に「建物」という代理物ではなく、「建築」そのものを建てることができるとするならば、人間の頭の上にも指と指の間にも「建築」そのものが建てることができるはずなのです。
本質が「同じもの」が様々な様式を越え形を換えて存在する可能性。
そして一体どこが「オリジナル(原型)」なのかということを探求する姿勢。このふたつの疑問とその探求が私の全てのジャンルで共通していることなのです。
・・・
ヴィヴィアン佐藤さん、ステキな作品をありがとうございました

◇写真集食堂「めぐたま」ミラーギャラリー
第1弾 小熊千佳子さんの作品
第2弾 岡本典子さんの「コモレビ」
第3弾 鈴野麻衣さんの「にじをこえて」
第4弾 サイトウマサミツさんの「ふゆだま」
第5弾 政岡勢津子さんの「Tender Heart」
第6弾 山口マオさんの「天上の花」
第7弾 那須慶子さんの「愛こそすべて」
第8弾 笹木芳夫さんの「雪と鳥」
第9弾 西村公一さんの「come to side」
第10弾 上原由祈子さんの「春めく」
第11弾 奥勝實さんの「昼下がりの妖精」
第12弾 宇田川一美さんの「夏やすみ」
第13弾 武永リヨさんの「つきよのはなし」
第14弾 Yuzukoさんの「いろとりどり」
第15弾 浅葉弾さんの「ギュンギュン」
第16弾 橋本夕紀夫さんの「黄金湯」
第17弾 黒塚直子さんの「鏡よ 鏡よ 鏡さん」
第18弾 江波戸遊土さんの「トイレ都市三番地」
第19弾 塚田佳奈さんの「もうすぐ春」
第20弾 柳太郎さんの「タコシャン」
◇写真集食堂「めぐたま」ウインドーギャラリー
第1弾 西村公一さんの「Heart Beat」(2016年2月14日〜3月21日)
第2弾 西村公一さんの「My Funny Valentine」(2017年2月14日〜3月14日)
過去のめぐりウインドーギャラリーの作品はこちらからご覧ください
写真集食堂 めぐたま MAP&URL
住所:〒150-0011 東京都渋谷区東3-2-7-1F
交通:恵比寿駅 徒歩7分
営業時間:
平日 11:30〜23:00(L.O22:00)
土日祭日 12:00〜22:00(L.O21:00)
定休日:月曜日(月曜日が祭日の場合は火曜日がお休み)
TEL&FAX:03-6805-1838
お問い合わせ megutamatokyo@gmail.com

写真:伊奈英次さん

写真集食堂「めぐたま」の「めぐたまキットパスプロジェクト」ミラーギャラリー第21弾は、ヴィヴィアン佐藤さんの「花火―K.Yに捧ぐ」
ヴィヴィアン佐藤さんは、美術家、非建築家、ドラァグクイーンなどなど、ジャンルを横断して活動されていますが、
キットパスで描くのは初体験。
だんだんとキットパスの特長を掴み、最後は、ヴィヴィアンさんの世界を、K.Yさんを思いながら表現してくださいました♪
K.Yさんとは、花火をたくさん描かれた画家。
そう、山下清さんです。
ヴィヴィアン佐藤さんには、作品を描きながら、アートに対するお考えをいろいろお聞きしましたが、
「非建築」「ドラァグ」など、あまりなじみのない言葉がたくさん出てきたので、
さらに突っ込んで伺いました。
今回、特別に、この作品ギャラリーによせて、
ヴィヴィアンさんのお考えになっていることを凝縮して語って下さいました。
ここまでまとめてくださったのは、なかなかないそうです。
ぜひお読みになって、ヴィヴィアンさんの世界をのぞいてみてくださいね!!
夏真っ盛り〜秋にかけて、季節が変わるまでお楽しみいただけます!
ぜひぜひめぐたまにいらしてくださいね-☆

ヴィヴィアン佐藤さん、ありがとうございました

○ヴィヴィアン佐藤さんのプロフィール
美術家、文筆家、非建築家、ドラァグクイーン、プロモーター。
ジャンルを横断していき独自の見解でアート、建築、映画、都市を分析。
VANTANバンタンデザイン研究所で教鞭をもつ。
青森県アートと地域の町興しアドバイザー。尾道観光大使。
サンミュージック提携タレント。
ヴィヴィアン佐藤さんのブログ


めぐたまブログ:めぐたまキットパスプロジェクト21 「花火―K.Yに捧ぐ」 by ヴィヴィアン佐藤さん
写真集食堂 めぐたま http://megutama.com/
めぐたまキットパスプロジェクトについて詳しくはこちらのサイトをご覧ください⇒
<ライブペイントの様子>
※作品はキットパスを使って描いています。
使ったキットパス: キットパスホルダー12色、キットパスミディアム16色、キットパスクロス30(専用クリーナー)

完成しました!

◆ヴィヴィアン佐藤さんに「非建築家」とは何か についてお聞きしました。さらに詳しく知りたい方は、ぜひお読みくださいね。

・・・
非建築家(建てない建築家)、美術家、批評家、ドラァグクイーン(女装家)、ヘッドドレス作家、都市批評家など多くのジャンルで活動しております。
一見すべて異なるように思えます。しかし、すべてのジャンルにおいて、「非建築家という建てない建築家」という考え方に基づいているのです。
「建物」と「建築」を全く別のものとして捉えるのです。
人が住んだり使ったりするいわゆるシェルターのような機能を持つ「建物」と、そのバックグランドにある考えや哲学のようなものを「建築」と呼んで区別します。
必ずしも木や土、鉄やガラス、コンクリートで作られる「建物」といわれているものだけが、恒久で「建築」ではなく、ときには、もしくはいつも、その背景にある考え方や哲学のこと、「建物」という様式ではなくても「建築」そのものを表現できるのではないのかと思うのです。
「建物」が作られる順番は、まずたくさんの図面といわれる二次元のものが描かれます。その次に模型と言われる形が同じで大きさが小さなものがたくさん作られます。そして最終的にその描かれた図面と作られた模型を見ながら、「建物」というものが施工されていきます。時間的に考えると図面や模型を参考にして、最後に「建物」というものが作られるわけですから、「建物」こそが模型の模型ではないかということになります。
その場合、施工された「建物」自体が模型の模型だとすると、以前に作られた模型がその流れの中ではオリジナルだということになるのでしょうか。
このプロセスにおいて、二次元の図面と三次元の模型と、出来上がった「建物」の中で、一体どこが「オリジナル(原型)」なのでしょうか。またそれらの関係の中には全ての次元において「同じもの」であるという保証があるのでしょうか?
たとえば、美術館のある部屋やギャラリーの空間で、「○○建築展」という展覧会が行われたとします。そのときにたくさんの図面や模型、出来上がった建物の写真がその空間に置かれ、飾られることでしょう。
しかし、それは「建築」の展覧会ではなく、「建築」の代理物の展示になるのです。
どうしたら「建築」そのものを展覧会場に、再現ではなく、出現することができるのでしょうか。
「建築」を目に見えない考えや哲学だと捉えると、「建物」という様式ではなくても、もしかしたら絵画や彫刻や文章、もしかしたら音楽や光やダンス、映像という様式で「建築」そのものをその空間に建てることができるのではないでしょうか?
展示空間に「建物」という代理物ではなく、「建築」そのものを建てることができるとするならば、人間の頭の上にも指と指の間にも「建築」そのものが建てることができるはずなのです。
本質が「同じもの」が様々な様式を越え形を換えて存在する可能性。
そして一体どこが「オリジナル(原型)」なのかということを探求する姿勢。このふたつの疑問とその探求が私の全てのジャンルで共通していることなのです。
・・・
ヴィヴィアン佐藤さん、ステキな作品をありがとうございました


◇写真集食堂「めぐたま」ミラーギャラリー
第1弾 小熊千佳子さんの作品

第2弾 岡本典子さんの「コモレビ」

第3弾 鈴野麻衣さんの「にじをこえて」

第4弾 サイトウマサミツさんの「ふゆだま」

第5弾 政岡勢津子さんの「Tender Heart」

第6弾 山口マオさんの「天上の花」

第7弾 那須慶子さんの「愛こそすべて」

第8弾 笹木芳夫さんの「雪と鳥」

第9弾 西村公一さんの「come to side」

第10弾 上原由祈子さんの「春めく」

第11弾 奥勝實さんの「昼下がりの妖精」

第12弾 宇田川一美さんの「夏やすみ」

第13弾 武永リヨさんの「つきよのはなし」

第14弾 Yuzukoさんの「いろとりどり」

第15弾 浅葉弾さんの「ギュンギュン」

第16弾 橋本夕紀夫さんの「黄金湯」

第17弾 黒塚直子さんの「鏡よ 鏡よ 鏡さん」
第18弾 江波戸遊土さんの「トイレ都市三番地」
第19弾 塚田佳奈さんの「もうすぐ春」
第20弾 柳太郎さんの「タコシャン」
◇写真集食堂「めぐたま」ウインドーギャラリー
第1弾 西村公一さんの「Heart Beat」(2016年2月14日〜3月21日)

第2弾 西村公一さんの「My Funny Valentine」(2017年2月14日〜3月14日)

過去のめぐりウインドーギャラリーの作品はこちらからご覧ください

写真集食堂 めぐたま MAP&URL
住所:〒150-0011 東京都渋谷区東3-2-7-1F
交通:恵比寿駅 徒歩7分
営業時間:
平日 11:30〜23:00(L.O22:00)
土日祭日 12:00〜22:00(L.O21:00)
定休日:月曜日(月曜日が祭日の場合は火曜日がお休み)
TEL&FAX:03-6805-1838
お問い合わせ megutamatokyo@gmail.com

写真:伊奈英次さん